2021年05月11日

373. メル・コリンズ入りシングル

King Crimson Data Base の HTML 全面見直しに伴い、5月10日の更新はお休みさせて戴き、次回更新は5月25日を予定しています。

1998年に King Crimson Data Base を始めたのですが、その時は FrontPage 98 を使って作成していました。 
その後 FrontPage 98 のサポート中止に伴い、同じMSの Microsoft Expression Web4 に移行しましたが、それも新規ダウンロードができなくなり、将来の更新ができなくなる恐れが出てきました。
さらに開設してから20年以上経っていることから HTML はその場しのぎの統一性の無いものになっていました。

今回 ホームページ・ビルダー22と Visual Studio Code を使って HTML の全面見直しを行っており、今後の更新は VSD だけで行えるようにしています。

50超えた文系出身のおッちゃんにとって、HTML を勉強しながら見直すという作業は、途方もない労力だったのですが、まぁなんとか先行きが見えてきました。
見た目は驚くほど変わっていない、というか VSD だけで更新できるようによりシンプルになりますが、今後もご愛顧戴ければ幸いです。

さて、そのために1回お休みを戴きましたので、久しぶり(2年以上!)に、ブログの方を更新します。


ここ何年か、少しずつクリムゾンのメンバーが参加している日本盤シングル、というよりニッチな世界にも手を広げているのですが、今回はメル・コリンズの参加シングルを使ってその難しさを紹介します。


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先ずはストーンズの”ミス・ユー”。
コリンズの強烈なサックス・ソロが有名な曲ですが、なんとシングル盤ではそのソロが割愛されています。 コリンズのセッション・ワークの中でもメジャーな作品なのにシングル盤では割愛。 来るぞ来るぞと思って期待したのに来ないまま終わった衝撃、忘れられません。


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続いてティナ・ターナーの”プライベート・ダンサー”。
ジェフ・ベックのギターもフィチャーされた楽曲で、コリンズの甘いサックス・ソロから始まる楽曲なのですが、シングルではそのイントロが思いっきりカット。
これも購入してから知ったのですが、針を落とした途端に落胆するという仕打ちも忘れられません。


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コリンズの参加を期待して購入したのに失敗した2枚を紹介しましたが、最後はコリンズがちゃんと参加しているシングル。
U2 のボノのヴォーカルがフィーチャーされた”イン・ア・ライフタイム”ですが、コリンズの演奏はカットされることなく収録されています。 しかもB面の”Indoor”にもコリンズの演奏が収録されています。
この2曲が収録されているアルバム『Macalla』には、コリンズの名前がしっかりとクレジットされているのですが、どの曲に参加しているかまではクレジットされていません。ですが他にサックス奏者がいないことから消去法でコリンズの参加曲と認定した次第です。

シングルにする際にアルバム・テイクを短縮したり、シングル盤自体にクレジットがされていることが少なかったりと、「買って聴いてみないと判らない」というハードルが高い世界だと思います。

posted by KCDB at 23:11 | TrackBack(0) | シングル